優しさの中には常に細かい棘が蔓延り、
今日も心に痛みが走るのを受け入れる。
少し痛みがある方が落ち着くのは何故だろう。
暖かな陽と柔らかい風を感じる野原に一人。
目を閉じた先には歪な動物。
今も尚、歪と取れなかった動物達は
球体の中で薄ら笑いを浮かべ、泣き、もがき、
そして球に吸収される。
何が為、誰が為。
本能を包み隠し、欲を認めない動物等は今日もまた愚かさを隠し、無の存在へと自ら進んでいる。
不思議だ。
時折、硬いベール達が強風に煽られ、奥底をチラつかす。
とても美しい強さ。
そんな自分達をまた、薄汚れたベールで覆い隠し、誰にも見せようとはしないのだろう。
「貴方の服は汚れているよ。」 『何言ってんのさ。上等な代物だよ。』 やっぱり見せない。
一瞬の美しさに絆される私もまた、
何層にも渡る黒い布を纏って、自分だけの美しい世界を楽しみたいのだ。
主
人の集合体が苦手。
現実世界にリンクしずらい。浮遊?狭間?
iosu
食に関しては異常なこだわりで大食いモンスター。
業者嫌いで大体何でもやれちゃう。