こんにちは!iosuです。
庭をデザインしたいけど、どんな草花を植えればいいかわからない。いつも枯らしてしまう。
そんな方、必見です。枯らしてしまうのはあなたが悪いわけではありません!
ご存知の方も多いと思いますが、草花は以下のようにタイプ分けできます。
①1年草・・・このタイプの草花は種を蒔いてから1年以内に花を咲かせて一生を終え、枯れてしまう花達です。
本来の自生地なら1年草ではない草花も日本の「四季」に耐えられず、1年草の扱いになっているものも多いです。
春に種をまく「春まき1年草」は初夏〜秋に花が咲くものがほとんどで、冬の寒さには耐えられず、秋に種をまく「秋まき1年草」は初春に花が咲き、夏の暑さに耐えられないものが多いです。
春まきはアサガオやヒマワリ、マリーゴールド、ペチュニアなど
秋まきはパンジー、ビオラ、プリムラ、カスミソウなど
②2年草・・・1年草と少し似ていますが、基本的に春まきをし、成長し冬の寒さに1度耐え、次の春に花を咲かせて一生を終える草花です。
カンパニュラ、ジキタリス、ツキミソウなどがこれにあたります。
皆さんもよく知っている花が多いんじゃないでしょうか?
これらの花たちは見た目も非常に華やかなものが多く、毎年季節ごとに植え替えるような「花壇」に向いています。
人が集まるテーマパークやお店の前などに向いています。
一方で、約半年ほどで一生を終えるものが多いので、背丈が低く高さがでないことも特徴です。
花が咲き終えても、枯れることのない草花です。
正確にはほとんどが冬には枯れるのですが、見た目だけで根っこは生き残り、春になると再び芽をだす草花たちです。
その名の通り、根に宿る訳です。知らないともしかしたら「あーこれも枯れちゃったわ」と抜いてしまっているかも?
ギボウシやガウラ、キク、アガパンサス、他にも宿根ナデシコなど宿根〜のように通常1年草扱いのものでも耐寒性がある品種のもの含みます。
宿根草も見た目が華やかなものが多く、1度植えてしまえば、毎年花を咲かせてくれるので、植え替える必要はありません。
毎年少しずつ大きくなっていきます。1年の中でどうしても枯れてしまう期間があるのでその間は寂しくなってしまうのが短所です。
説明するまでもないかもしれませんが、根っこが球状に丸くなって栄養を蓄える植物です。
基本的には宿根草と同じように地上部が枯れてまた芽吹くのですが、植え替えが簡単であったり、植えたままだと気候に耐えられず枯れしまうようなものも「球根」の状態で室内などで保存できるという利点があります。
ダリアやラナンキュラスなどがこれに当たります。
球根といえば、よく知っているところだとチューリップが有名ですが、日本では使い捨てにされることが多いです。
というのもチューリップは日本では2〜3年に一度しか咲かないので、もう咲かないと思って新しく買ってしまう人が多いからです。
スイセン、オキザリス、ユリなど植えたままにしておける球根なら宿根草と全く同じ扱いができると言えます。
球根も庭植えに非常に扱いやすいタイプです。小さな花から、大きな花まで幅広く使えるのが嬉しいですね。
反面それぞれ掘り上げが必要とか植えたままでいいとか個別に調べる必要があります。
今後そちらも発信していこうと思います。
冬でも夏でも地上部が枯れることがない草花です。
花は気づかないような地味なものが多く、葉っぱを楽しむようなものも多いです。
斑入り(ふいり 白い模様が入っている)のものやカラーがあるものなども多く、花が地味でも楽しむことができます。
もちろん美しい花を咲かせてくれるものもあります。
ハラン、ヒューケラ、ツルニチニチソウ、芝桜などがあります。
いかがだったでしょうか?
タイプの違いをうまく理解して使えば庭づくりもグッとレベルが上がること間違いありません。
1年草だけではなく、多年宿根をうまく使えば、毎年の園芸費を抑えながら、しかも素敵な庭を作ることができます。
サイトによっては多年・宿根・球根を一まとめにしているところもありますが、厳密にはこういった違いがあるので、庭づくりの参考にしてください。
上級者になってくれば、宿根草の枯れる時期に1年草を植えたり、多年草がカバーしたりと庭をデザインできるようになっていきます。
そこにさらに、花木などの樹木を入れることで庭をより素敵にデザインすることができます。
花木についてはまた別の記事で詳しく解説していきます。
AUSTRI制作担当
iosu
いおす
役目を終えた樹木たちに新たな活躍の場を。という想いの元、カトラリー・調理器具を中心に様々な木工品を提案しています。 10年程、農業全般に携わってきたため、もっと多くの人に、自然に触れてほしい、身近に感じて欲しいと思い、家庭菜園やお庭の管理など幅広い生活の知恵を発信していきます。